私は思うように吹けない時、先ずは楽器のせいにしたくなりますが、練習を重ねていくうちに“そうではない事に気付いてしまう”の繰り返しです。
この楽器は、フルート製作に情熱を注ぐ名工たちの深い知識や鋭い感性、そして巧みな技が作り上げた名器だと思います。
今私が引き出せるよりも、更に美しい響きと限り無い表現の可能性を、その中に秘めていることを実感しています。