あなたにとって、ムラマツとは?

高校に入学する時に、新しいフルートが欲しい!と楽器屋さんに行きました。私が手にとったのは、総銀製のムラマツADモデル。当時の予算をはるかにオーバーしていましたが、その輝かしい音色がどうしても気に入ってしまい購入しました。それ以降このフルートとは、シエナのオーディションや、今でも忘れ得ない舞台など、数々の場面を共に歩んできた“同志”といっても過言ではない大切な存在です。現在吹いているムラマツ14Kゴールドは、「吹奏楽」という編成の中でもパワフルに、そして様々な音楽のジャンルにも対応できるフルートを探していた時に出会いました。
このフルートはクラシカルな色彩感の多面性はもとより、もともと持っている豊潤な響きに加え、シャープで棘のある表現などにも長け、ジャンルを問わずイメージした音にパッと添える順応性を兼ね備えています。
自分の体(心)の中心からまっすぐ繋がっている音を出せた時には、体中に“音”が走り抜けるほどの共鳴を感じることがあります。
この新しい“相棒”とこれから少しずつ良好な関係を築いていくことが楽しみでなりません。